高尾山 夏の花
前回 常念岳から2週間。高尾山へ。
登山超初心者にしてはいささかおかしな順番ですが、登山をしてみようと思った理由のひとつが花なので、そういうことです。
しかし、前回のアウトドアから2週間しか経っていない事実に我ながら驚きを隠せません。二日間家を出てない・2週間電車に乗らないなんてザラなので、私が運動しにこんな頻繁に遠方へ足を運ぶなんて、家族戦慄。
不安そうに送り出してくれます。
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とにかく電車で高尾まで。
都会に一番近い自然、ということで近年ロープウェーで気軽にアクセスできて、参道は完璧に整備され、ビアガーデンもあるって噂はよく見聞きしますが
登山口から行きます。
駅からバスでここに降りました。そしてスタート。
沢沿いの美しい道を歩きます。水辺で木陰はきもちいい。
修験道とあります。緑が深くて厳か。本当にキレイ。
ここでひとつ目の目的のお花、イワタバコ発見。
たしかにタバコ吸ってる。カワイイ。
イワタバコのポイントから いわゆる山道。
ケーブルカーで山頂にアクセスすると、ものすごい人の賑わいで街のようですが
蛇滝口からの道はすれ違う人も少なくて、とっても静かでキレイ。山に来た感を満喫できます。
相変わらず体は重くて登るのが普通にしんどい。
無理せず自分のペースでしか登れないと身に沁みたので、なるべく淡々とモモ上げに勤しみます。
しかし花はいい。
何故なら美しいし休めるから。(不謹慎)
花を発見すると先を行く同行者が足を止め、一眼でしばし接写するわけです。
そうすると止まって休めるわけです。
じっくり花を愛でながらつかの間の休息、そして牛歩再開。
という運びで私はやっとの事で登るわけです(ヘボい)。
ですので必死な私の花発見スキルは精度を増し、技は磨かれるのです。
体力つけて軽快に歩こうっていう方向に意識が行かないのは…
そんなこんな色んなお花があったんですね。
そのほかにも、小さな小さな小さな花がいっぱいでしたが
この時期の高尾山の多勢はヤマアジサイのようでした。
マクロな花を接写した写真を観るとビックリするようなすばらしい造形のものもあって、見る目が変わる。
少しずつ野草の魅力に惹かれていきます。
職業柄 花はよく観察しているつもりでしたが、犬の散歩道にあるポピュラーな雑草とよばれる植物の花や、手入れの行き届いた園芸種の華やな花にすっかり慣れていた私、山独特の花の世界を垣間見て世界は知らない事だらけだなと思うわけであります。
しかし名前が全く覚えられない。細かすぎて。マニアックな世界です。
しかし、気温は多分平地より5度くらい涼しいんだと思いますが、湿気が凄くて汗が止まらない。手の甲から汗ってのを生まれて初めて体験。
しかし相当なデトックス効果のようで、肌が生まれ変わった。
やがて道はイキナリ開けて舗装され茶屋やお土産屋の並ぶ霞台園地という場所に到着。
すかざず桑の葉ソフトタイム。超ボリューミー。
いきなり花も虫も華やかになる。
↓この蝶はアサギマダラっていうんですって。ゆったり舞っててエレガントでした♪しかも全然怖がらない。さすが。
山頂までたくさん咲いていたヤマユリ!!!
日本特産のゴージャスな大輪。
あまりに美しい花びらのアウトライン。めっちゃ描きたい。
可憐な花に癒されつつも、圧倒的な華やかさのヤマユリにはやっぱりときめきます。
花の重さで項垂れるほどの大輪。すごい迫力でした。
山頂までの道中は大変風光明媚なもので
アイコンであるこの方達もそこここでお見かけしました。
存在感すごい。
そして山頂
あまりの人の多さに面食らって、キョロキョロしつつ証拠だけ記録。
山頂からの景色♪
山頂でのお目当てはこの冊子。
ビジターセンターのカウンターで聞くと出してくれて貰えます(限りがあるみたい)。
高尾山はスミレの豊富さでも有名なんですって。
来春は絶対スミレ観に来たい!
ということで山頂を後にしました。
4号路から降ります
ここからまた山道を下っていきます。人がグッと減って蘇る山感。
吊橋なんかもあったりして。
そしてサル&野草園
猛暑は辛いだろうな~と思いきや、やたらと元気にオリジナリティ溢れる遊びに興じるサルさんが面白かった。
植物園にはもうひとつのお目当てのお花レンゲショウマ。
はじめてみたし、聞いた。
丸い蕾、涼しげなカラリングで下を向く花の佇まいがなんとも上品。
他にもナデシコ
マムシグサの実 怖い!けど観たい!
などなど、本当にたくさんの花を観ることができました。
本当に豊富でキャパいっぱい飽和状態なくらい。
虫も、面白い珍しいもの見れたし(ここでは敢えて割愛)
帰りはあまりの暑さに無理は禁物(ということで)リフトで優雅に下山。
なが~いリフトで気持ちよく景色も楽しめてかなり快適。
リフトを降りて駅に隣接する温泉にて汗を流し
サッパリして帰りました!温泉がモチベーションになるわけで・・・。
完全に今年は 今までの人生で一番動いてる。